日経平均株価について知る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

前回のブログ「TOPIXについて知る」の続編として本日は

「日経平均株価について知る」をお楽しみください(^^♪

興味のない方は、飛ばしていただいても差し支えありませんが、株式投資をはじめられる方にとっては、いずれ勉強しなければならないことです。

まず、日経平均株価とはどのような指数なのかを書きます。

日経平均株価とは日経225とも呼ばれ、日本の株価の水準を知る上で最も有名な指数ではないでしょうか?

「日経平均が20,000円台を回復しました。」
「本日の日経平均は・・・」等、

メディアの解説でも頻繁にでてきます。

では、「日経平均株価について知る」をお楽しみください。

スポンサーリンク

日本経済新聞社が独自の基準で選定した225銘柄の単純平均株価

日経平均株価は日本経済新聞社が独自に選定した225銘柄の株価の単純平均株価なのです。

言い換えれば、東京証券取引所第一部市場に上場している会社の中から、日本経済新聞社が独自の基準で選定した225銘柄の単純平均株価なのです。

東証第一部市場の上場会社数は2017年9月7日現在で2,026社です。

この中から日本を代表する(日本経済の状況を反映している)225社を選択しています。

経済の変遷に従い、年に1度見直しが実施され、225社の入れ替えが実施されます。

では、現在の日経平均株価の算出は、いつから始まったのでしょうか?

日経平均株価は1949年5月16日時点で日経平均を構成している225銘柄を1/225ずつ保有した場合の、資産価値を表しています。

日経平均株価の定義は

日経平均株価=225銘柄の株価合計/恒常除数

です。

米国株価指数であるNYダウ30種平均と同様の算出方法に従っているので、日経ダウといった呼び方をする方もいます。

極端に簡素化した市場を想定し日経平均株価の算出方法を解説

225銘柄だとややこしいので、2銘柄のみで日経平均が構成されているものとして話を進めます。

9月2日の当ブログ「収益率の計算」でのA社、B社をもとに計算しましょう。

9月1日  A社 100円 発行株数 1株、B社 200円 発行株数 2株
9月8日  A社 120円  B社 220円
9月9日  A社 120円  B社 220円 本日付けで2分割 発行株数 4株
9月10日  A社 120円  B社 110円

9月1日を基準時とすると日経平均方式の平均株価は

(100円+200円)/2=150円

9月8日の平均株価は

(120円+220円)/2=170円

となます。

収益率は(170-150)/150=0.1333

この場合、基準時の恒常除数は銘柄数の2です。

日経平均株価は225銘柄で構成されているので、A社+B社+・・・・と225銘柄を足していきます。

それを除数である225で割るのです。

よってTOPIXのように発行株数を考慮しないので、日経平均株価は単純平均と言われるのです。

ここで問題になってくるのが、株式分割があった場合です。

上述のように9月9日付けでB社が1株を2株に株式分割したと仮定しましょう。

9月10日の終値が変わらずとして、日経平均方式(単純平均)で平均株価を計算してみましょう。

(120円+110円)/2=115円 となります。

?????おかしい?????

2分割することにより、株価は半値になるのは納得できるのですが、平均株価の連続性が断たれてしまいますよね

どのように修正すれば連続性が保てるでしょうか。

ずばり「直前の平均株価と等しくなるように、分母の恒常除数を修正」するのです。

この修正方法をダウ式修正といいます。

権利付き最終日の株価合計/旧恒常除数
=権利落ち理論価格の株価合計/新恒常除数

よって

新恒常除数=旧恒常除数×権利落ち理論価格の株価合計/権利付き最終日の株価合計

となります。

では実際にA社、B社の数字を代入してみましょう。

新恒常除数=2×230円/340円=1.353

これをもとに平均株価を算出すると

(120円+110円)/1.353=170円

やった!

これで連続性が保てましたよね。

指数として有効利用できるようになりました!

TOPIXの時より簡単だと思うので、もうひと頑張りしてください。

上の例では恒常除数を修正しました。

これとは別に 修正を施さずに単純に計算すると平均株価は

(A社120円+B社110円)/2=115円

でしたよね。

これを修正すると

(A社120円+B社110円)/1.353=170円

になりました。

ということは修正せずに計算した平均株価が連続性を保つためには

115円を1.478倍

してやればいいのです。

この1.478倍を修正倍率といいます。

要するに平均株価が170円になるように修正すればいいのです。

恒常除数に倍率を乗ずると銘柄数になります。

この例でいくと

1.353×1.478=約2.000

となるでしょう(^^♪

 

スポンサーリンク

クローズアップ 日経平均株価で確認

ここで日経新聞朝刊の<証券1面>の<クローズアップ 日経平均株価>を見てください。

主要指標の<株式>欄の最後に「日経平均除数」と「倍率」が掲載されています。

2017年9月5日の数値を代入すると

(日経平均除数)26.581×(倍率)8.465=約225

となりますよね。

お疲れさまでした~(^^)/

これで、前回のTOPIXの解説と合わせて、みなさんは日本を代表する株価指数とは何かを知り、算出方法も学んだことになります。

まだ入門段階なので、これらの指数について掘り下げた解説は割愛させていただきます。

TOPIXと日経平均株価は、指数算出のための銘柄数、算出方法に違いがあることから、どちらか一つを見ていればいいというものではありません。

特に日経平均株価は、単純平均であるがゆえ、値嵩株(ねがさかぶ;1株当たりの株価の高い株)の株価の動きが、指数に大きな影響を与えます

UNIQLOでお馴染みのファーストリテーリング(9983)やソフトバンク(9984)等の一握りの値嵩株の株価の上下が、日経平均株価の上下に直接的に影響を与えるのです。

これ以上の解説は、入門編を逸脱し、みなさまの混乱を招く恐れがあるので通信講座あるいは中級編に譲りたいと思います。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回の「株式投資塾 獣道」は9月13日です。

これからもよろしくお願いいたします。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*