半永久的に勝てる投資方法はあるのか?

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約4か月におよぶ持合い相場も上放れしました。

日経平均株価は今年の5月以降、ボックス圏で推移していました。

悪材料、好材料はあれどなかなかボックス圏を上にも下にも放れませんでしたが、ようやく上に放れしたようです

そのトリガーになったのが、解散総選挙です。

「選挙は買い」の格言通りの展開です。

今回の解散総選挙の大義名分は何であれ、投資家にとっては相場に方向性が出てきたので、ひとまず勝負する局面になったようです。

前回のブログに書きたように、今回の上昇相場は「他力本願上昇相場」との見解でした。しかし、解散総選挙という材料により「自力作善上昇相場」となる可能性がでてきました。

不安材料が払拭されたわけではありませんが、投資家にとっては季節外れのサマーラリーといったところでしょうか。

今後は米国の長期金利の動向にご注意ください!

本日のブログは、ここ数年市場でもテーマとして取り上げられている「AIを駆使したシステム売買は、半永久的に勝ち続けるのか?」ということについて、少しだけ触れたいと思います。

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LTCMも市場に宿る魔物の前に崩れ落ちた

昔から株式投資に関しては、いろいろな研究がなされてきた。

しかし、半永久的に勝てる最適な投資方法は未だ開発されていません。

ノーベル経済学賞を受賞した天才たちで結成されたスーパードリーム・チームとまで呼ばれたLTCM(Long-Term Capital Management)も最後は市場に宿る魔物の前に崩れ落ちたのです。

HFTの前になす術がないディーラー

東証がアローヘッドを導入して以来、目まぐるしく変化する板情報に翻弄されている投資家の方も多いのではないでしょうか。

個人の肉眼レベルで板を見ながら、「一カイ二ヤリ」の商いは労力ばかり費やし、殆ど実益には結びつかなくなっています。

いまやスキャルピングはコンピューターを駆使したハイフリークエンシートレード(HFT)が主流なのです。

以前は「値付け」や「見せ玉」といった個人トレーダーやディーラーが使っていた手法も全く通用しません。

「見せ玉」などしようものなら、一瞬で約定してしまいます。

取消す暇などありません。

いまやハイフリークエンシートレードが確実にリターンをあげる手法のごとく、いろいろなシステムの開発がなされています。

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市場は「生き物」、最後は人間が勝つ

何年か前にはペア・トレードという手法も流行りました。

こちらはコンピューターを使ったロング・ショート戦略の一種で、割高な銘柄を売って、割安な銘柄を買い、そのスプレッドが小さくなったときに反対売買して収益化するものでした。

コンピューターの進化により、いろいろな投資手法が開発されていきます。

ここ数年はAIを駆使した売買が主流になってきました。

確かに旬のシステムは何年か勝ち続けます。

しかし、LTCMが破綻したように最後は市場に宿る魔物の前に崩れていくのです。

市場は「生き物」です。

コンピューターがいくら進化しようと、最後は人間が勝つと信じています

LTCMの破綻以降については現在研究中です。

AIを駆使したシステム売買が暴走しないことを願っています。

 

語句解説
「値付け」;少量の注文で自分のポジションが有利になるよう、あるいは節目になりそうな値を故意に付け、提灯やロス・カットを誘うようなときに使う手法。

「見せ玉」;いまは規制がきつくなり人為的には不可能になったが、大量の注文を現値と少し離れた値で発注し、約定しそうになると取消すという悪質な手法。
私の現役時代、検査等でこの両手法を徹底的に調べられた。ちなみに私は一度も違反したことはない。「値付け」は別として、「見せ玉」は気の小さい人間がやることである。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回の「株式投資塾 獣道」は9月20日です。

これからもよろしくお願いいたします。

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