
毎日暑いですね(;^_^A
みなさんは、いかがお過ごしですか?
明日から盆休みの方も多いのでは・・・
株式投資塾「獣道」のブログをご愛読いただき感謝しております。
当ブログでは、個別銘柄の推奨や投資助言は一切いたしておりません。
あくまで、株式投資の初心者~中級者を対象に株式投資の基礎知識を習得していただき、株式投資の本質を理解していただくことを目的としております。
また、初心者を対象にしていますが少々難しい内容となっております。
難しいと思われる方は、兄弟ブログ「Smart Money ~株式編~」を合わせて見ていただきたく思います。
こちらは株式投資の入門者を対象に書いています。
個別銘柄の推奨や投資助言に関しては、多くの方がされているので、みなさまの投資スタイルに合った情報ソースをお探しください。
では、本日のテーマ「短期投資とテクニカル分析」について書きたいと思います。
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「罫線屋、罫線引き引き足をだし」
テクニカル分析とは過去の株価の動きを分析し、将来の株価の動きを予測する手法です。
企業価値には関心を示さず、動きのみに視点を当てます。
株価の動きを「なぜ」ではなく「どのように」という観点から分析するのです。
テクニカル分析な中でポピュラーなものが、みなさんも利用しているチャート分析(罫線分析)です。
「罫線屋、罫線引き引き足をだし」という相場格言をご存知ですか。
これは罫線分析だけに頼って罫線ばかり引いていても、自分に都合よく解釈するだけで足(損)を出す場合があるということなのです。
とはいっても、デイトレード、スウィングトレード等の短期投資においてテクニカル分析は必須ですよね。
要は、チャート分析だけに頼っていても勝ち続けることができなので、「他の分析手法も併用してチャート分析の精度を向上させよ」ということなのです。
短期投資においてもファンダメンタル分析は欠かせないのです。
株価のトレンドは長期の投資家が決定
短期、中期、長期と投資期間が長くなるにつれ、テクニカル分析よりファンダメンタル分析の利用頻度が高くなるのが一般的ですが、短期投資だからファンダメンタル分析をしない、あるいは長期投資だからテクニカル分析はしないというのでは、相場で生き残ることができません。
短期投資するにしても、トレンドと逆向きのポジションでは勝つ確率が小さくなってしまいます。
トレンドを決めるのはファンダメンタル重視の投資家の長期資金なのです。
このポイントだけは押さえていただきたいと思います。
短期の投資家に株価のトレンドを決めるほどの影響力はありません。
株価のトレンドは長期の投資家が決定するのです。
スキャルピング(ポジション保有時間が極めて短い超短期売買、数秒~数分程度)ならファンダメンタル分析どころかテクニカル分析も必要とせず、板情報のみを頼りに投資することも可能です。
東証アローヘッド導入後、個人投資家レベルではスキャルピングは非常に難易度を高めています。
この領域は証券会社の自己売買部門、超高速コンピューターによるシステム売買が主役なのです。
(いまや証券会社の自己売買部門も太刀打ちできなくっています)
個人のPCとの比較においては処理速度に違いがあり過ぎます。
短期→中期→長期と投資期間が長くなればなるほどテクニカル分析→ファンダメンタル分析へと分析手法も変化していくのではないでしょうか。
個人投資家の方々にはテクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル分析の知識を身に付けていただきたいと思います。
ファンダメンタル分析は、難しそうに思えますが、少し努力すれば基本的なことは理解できます。
このブログでも、6~12カ月ほどかけて随時解説していくつもりです。
(当ブログと当通信講座の両方で解説いたします。なので通信講座もぜひ受講してくださいね☜宣伝です(笑)。通信講座の詳細は後日HPにアップいたします)
トレンド系分析とオシレーター系分析
株価の過去の動きを分析するには、過去のデータが必要です。
このデータを加工するには、統計学的手法が多分に入り込むのです。
みなさんがよくご存じの移動平均線も統計学からきているのですよ。
PCが発達し、複雑な表計算も瞬時に処理してくれますが、難しい数式をPCに入力して、複雑なテクニカル指標を使用しても殆ど意味がありません。これだけははっきり言っておきます。
簡単な分析手法で充分です。
それより、自分が狙っている銘柄の日足ぐらいは、自分で書いて欲しいと思います。
解釈するのに苦労するような、複雑な数式から導出された指標を使用する必要はありません。
訳のわからない数学記号や数式から導出された数値は、いかにも妥当性があるように錯覚しているだけです。
テクニカル分析にもトレンド系、オシレーター系、その他があります。
大切なのは、相場の状況に合わせて適切な分析手法を使用できるかどうかなのです。
トレンド系分析は、相場のトレンド(方向性)を予測するときに役立ちます。
トレンド系の代表的なものは移動平均線、パラボリック、エンベロープ等です。
オシレーター系分析は、相場の強弱を測るのに役立ちます。
代表的なものとしてRSI、ストキャスティクス、DMI等があります。
その他の分析手法では、一目均衡表が有名ですよね。
詳しい説明は省略しますが、これらの分析手法を相場状況に合わせて使用できるよう訓練していただきたいと思います。
数ある手法の中から自分に合った手法を4~5つほど見つけてください。あれもこれも使いこなそうとしてはいけません。
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完全なるテクニカル指標は存在するのか?
よく「テクニカル分析の手法が多過ぎて、どれを使えばいいのかわからない。」との相談を受けます。
しかし、完全な手法などないのです。
相場の世界で生き残っている投資家10人に、「どのような分析手法を重視していますか。」と尋ねても、十人十色ではないでしょうか。
人間関係も同じですが、自分と相性のいいものを早く見つけ出すことが大切なのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回の株式投資塾「獣道」の更新は8月12日(土)を予定しております。