どうして株価は変動するの? ~その4~

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世界的な株高が続いています。

日本市場も解散総選挙をトリガーに日経平均株価が高値を更新してきました。

少々上昇スピードが速いようですが、今年の5月以降の持合い相場が上放れたので、エネルギーが蓄積されていたのでしょうね。

当ブログは株式投資の入門者を対象に書いていますが、ブログ開設当初から読んでいただいている方は、弊社が運営する株式投資塾「獣道」のブログを合わせて読んでいただければと思います。

当ブログより専門的になりますが、最近の相場動向も含め、実践的な内容となっております。

個別銘柄の推奨等は一切おこなっておりません。ご了承ください。

前回までのブログで株価はマクロ的要因とミクロ的要因で変動するということを書いてきました。

マクロ的要因は株式市場を取り巻く環境の変化に拠る株価変動です。

どのようなものがあったか思い出してくださいね(^^♪

本日は、ミクロ的な変動要因を見ていきたいと思います。

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個別企業に関する業績動向が株価を決定付ける

先物取引等の指数取引は別ですが、これから株式投資をしようと考えている方にとって、どこの株を買えばいいのかは、最大の関心事です。

投資する会社を間違えば、日経平均株価やTOPIXが上昇しているのに、自分の保有している株だけ上がらない~( ノД`)シクシク…

ってなことにもなりかねません。

では、株価変動のミクロ的要因にはどのようなものがあるのか解説いたします。

ミクロ的要因で重要なのは個別企業に関する業績動向です。

この業績動向が株価を決定づけるといっても過言ではありません。

企業業績が拡大し続ければ、株価は何倍いや何十倍にもなります。

10倍になる株を「テンバガー」といいます。

この言葉覚えてくださいね。

企業業績を予測するために、いろいろなことを勉強するのです。

この企業業績を予測する上で必要なのが、その企業を取巻く経営環境、経営方針、会社人事、財務分析等なのです。

また、上場企業である限り、企業としての儲けは当然のこととして、社会的な役割を果たしているのかも株価の変動要因になります。

 

デフォルト・リスクと不祥事には注意が必要

個別企業に投資する上で、注意しなければならないのは、デフォルト・リスクです。

デフォルト・リスクとは、倒産の危険性です。

株式投資は有限責任なので、出資した額以上に損はしませんが、出資したお金が「ゼロ」になることはあります。

また、企業の不祥事に関しても株価は大きく下落します。

「テンバガー」を発掘する醍醐味とともに危ない企業に投資しないようにしなければなりません。

不祥事には、粉飾決算をはじめ、いろいろな手法があります。

決算書を精査していると「何か、おかしいな~」と気付くことがありますが、このような企業には投資しないようにしてください。

誰もが知っている企業だからといって決して安心しないでくださいね。

東芝の不正会計問題をはじめ過去には西武鉄道、カネボウ、ライブドア、日興コーディアルグループ、IHI(旧 石川島播磨工業)、オリンパスと誰もが知っている企業の不正会計問題が表面化しています。

これら不正会計を犯した企業の株価は急落し、ひどい場合は上場廃止処分といったことになります。

上記の企業の中で西武鉄道、カネボウ、ライブドアは上場廃止となりました。

今の世の中、何が起こっても不思議ではありません。

 

意外と身近なところに成長企業を発掘するヒントがある

株式投資の本質は、将来成長が期待できる企業に投資することです。

ソニーやトヨタも昔は小さな会社だったのです。

ここ数十年で飛躍的な成長を遂げた企業としては

セブン&アイ・ホールディングス、ローソン、ユニー・ファミリーマートホールディングス等のコンビニ各社

「ユニクロ」「GU」を展開するファースト・リテーリング

ヤフー、楽天等のインターネット関連

スシロー・グローバル・ホールディングス、くらコーポレーション等の回転寿司チェーン等があります。

みなさまもよく知っている企業ばかりですよね。

私は株式市場に30年近く携わっていますが、上記企業群の中でコンビニ各社を除けば、ほとんど未上場企業だったのです。

このような企業を発掘するのも株式投資の醍醐味なのです。

このように見れば意外と身近なところに成長企業があるということが、おわかりいただけると思います。

 

個別企業の業績見通しが最も大きなミクロ的要因

株式投資をする上で理解していただきたいのは、株価は企業の過去の業績ではなくて、将来の業績を先取りするような動きになるということです。

昨年の決算がどれだけ素晴らしくても、将来の見通しが悪ければ、その企業の株価は下落します。

また、過去の業績が悪くても、将来の見通しが良ければ、その企業の株価は上昇します。

といっても将来の業績を予想することにはかなりの作業が必要です。

その企業の取り巻く事業環境や競合他社との優位性、あるいは経営戦略等、投資しようと考えている企業を調査しなければなりません。

 

アナリストレポートを参考に投資する

東証1部上場の有名企業ならアナリストが調査レポートを書いているので、それを参考にするのもいいかと思います。

注意しなければならないのは、アナリストが調査対象(カバーする、といいます)としている企業は、規模が大きく、投資妙味に欠ける点です。

個人投資家で億トレーダーと呼ばれている方々は、新興市場(JASDAQ市場、マザーズ市場)や東証2部市場の中小型株に特化しているように思えます。

中小型株は資本金も小さく、一つのヒット商品で業績が2倍、3倍になります。

これを先取りするように株価も2倍、3倍、ときには10倍以上になることも珍しくありません。

上述した「テンバガー」の発掘です。

今後、みなさまが株式投資をすると経験しますが「テンバガー」に投資する機会は多くあります。

ただ「テンバガー」に投資したとしても10倍になるまで保有できないだけです。

30年近く株式市場に携わっているので、私は何度も「テンバガー」を保有していた時期がありました。

10倍になるまで我慢できたことは一度もありませんが(笑)

「テンバガー」については、またの機会に詳しく解説いたします。

「テンバガー」は株式投資の醍醐味であり魅力でもあるのです。

 

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風林火山を座右の銘に

本日は株価変動のミクロ的要因について簡単に解説いたしましたが、株式投資をするにあたっては、マクロ的要因分析とミクロ的要因の分析が欠かせません。

株式投資は、危険、怖い、といったイメージがあると思いますが、基礎知識を身に付けていれば、これほど資産運用に適したモノはない、というのが持論です。

株式投資で失敗している方の大半は同じ過ちを犯しています。

勝ち方は十人十色ですが、負け方は同じです。

いかに基礎知識が大切かをわかっていただきたいと思います。

基礎知識を身に付けて、負けない投資家になってください。

野球に例えれば10点取っても11点取られれば負けです。

1点も取られなければ負けることはありません。

ディフェンスをしっかりしながら、攻めるべきところでは果敢に攻めてください。

その疾きこと風の如く、徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山のごとし

です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後もよろしくお願いいたします。

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